大阪を「お客様を案内するのに恥ずかしくない街」にするにはどうしていけばよいのか。歴史的建築物、文化施設、公共空間等の資源をビジターの視点で調査し、生かせる資源をピックアップしてつなぎ、ビジターをもてなす物語を提案した。提案内容は、2009 年の開催に向けて企画されている集客イベントでの実行につなげていくことを視野に入れ検討を進めた。
- 期間:2006 年 1 月~4 月
- 対象エリア:大川端(毛馬閘門~中央卸売市場)、中之島、大阪城公園
- 委託者:株式会社リンクプレイス
- 内 容:
- ①中之島水系に残る歴史資源、文化資源等の現況調査と評価
- ②資源をつなぐお薦めコース(レシピ)の提案
観光アセスメントという概念を提示し、評価指標を作成するとともに、中之島水系の観光資源の評価を行い、国際水準の観光という観点からの問題点を浮き彫りにした。また、活用資源を国際水準に引き上げる方法として、橋や舟運の活用、NPOによる舟屋運営等の提案を行い、水都大阪 2009 計画の企画に大きな示唆を与えた。