水都大阪2009ク…
水都大阪2009のプロポーザルへ3社JV((株)インプリージョン・山根エンタープライズ(株)・当NPO)で応募し、当選し事業受託者として「OSAKA旅めがね」を企画運営した。また、水都大阪2009終了後も、自立型着地型観光プログラムとして継続中。
- 地域の暮らしに根ざした大阪の魅力や水都大阪の物語を通して、リアルで新しい大阪のイメージを創造する。
- 「大阪人自らわがまち魅力発見」&「来訪者とのふれあい」の仕組みを構築し、継続可能な観光集客&郷土愛育みの循環をつくる。
- 地域と来訪者をつなぐ案内を誇りを持って継続できる仕事に育て、名物エリア案内人を生み出す。
- 大阪の新たな産業を生み出し、地域コミュニティを元気にする。
- ①プログラム名称
- 「OSAKA旅∞」(おおさかたびめがね)
- ②旅めがねのキャッチフレーズ
- これまでは旅の目的地ではなかった大阪。いつもと違うメガネで見れば、新しい大阪がたくさん見えてくるはず。大阪の楽しさ無限大!
- ③主催
- 水都大阪2009実行委員会
- ④実施運営者(受託者)
- 株式会社インプリージョン、NPO法人もうひとつの旅クラブ、山根エンタープライズ株式会社(共同事業体)
- ⑤実施期間
- プレ実施:4月25日(土)~8月16日(日)の土日祝を中心に実施
- 本番実施:8月22日(土)~10月12日(月・祝)の土日祝を中心に実施
- 継続実施:水都大阪2009終了後も土日祝を中心に実施
- ⑥販売方法
- 申込方法:事前申込制(8日前に手仕舞い、催行プログラムは2日前に最終締切)
- 販売窓口:
- 旅めがねサイト
- 電話受付窓口(06-6120-3277)→6月より設置
- ホテル窓口(12ホテル)、旅行会社との提携
プログラムの特徴
- 定期プログラム(通年型、毎週土日祝に実施)と不定期プレミアムプログラムで構成
- そのまちを愛し精通したプロのまち案内人「エリアクルー」と一緒にまわる
- 単にまちを歩くだけでなく、「クルーズする」「逸品を味わう」「地元の人と交流する」「体験する」などの地域の暮らしに根ざした「リアルな大阪」を味わう
- 16エリア/17コース(4月25日からのプレ実施時は9エリア10コースで実施、8月1日以降水都大阪2009での本実施に向けコース拡充)
- 所要時間:約2時間
- 定員:20名(一部のプレミアムプログラムは10名)
- 最少催行人数:1人
- 参加費:定期プログラム=2980円、プレミアムは各々設定(2980円~12500円)
催行実績
- 参加お客様 1681名(4月25日~10月12日の定期及びプレミアムプログラム) 1777名(4月25日~10月12日の定期プログラム及び期間終了後~12月10日実施までのプレミアムプログラム)
- 定期プログラム17コース(2980円) プレミアムプログラム 6コース(4月25日~10月12日) 2コース(スケジュールの関係で10月13日以降に催行されたプレミアムプログラム)
- 地域の協力者約100名
- エリアコーディネーター20名、エリアクルー約60名
事業の評価
- (1)大阪各地域のまちづくり主体が、新たな大阪の魅力発信のため結束した
- 大阪の各地域で特徴のあるまちづくり活動を行ってきた個人・団体が共通の目的のもとに結束
- 1年半もの共同作業を経て事業を創り上げた
- (2)「もうひとつの大阪」を体感する新たなコンテンツを開発した
- 水都大阪・新しい大阪のイメージ発信、川と陸をつなぐ大阪の新しい楽しみ方を提案
- 17エリアの定期プログラムを開発
- 観光地でないふつうのまちを、地域のヒト、食べ物、物語などに触れ合うことでリアルに体感
- 従来の60~70代中心の歴史散策系まち歩きとは異なるプログラムを打ち出し、評価された
- (3)大阪ファンをつくり、拡げた
- エリアコーディネーター、エリアクルー、地域協力者の200名近いネットワーク
- プロの案内人エリアクルー、約60名の大阪の旅人をもてなす人材を生んだ
- 参加者1700名、旅めがねファンクラブ(139名、H21.12現在)の存在
- まちのためになるから協力する、自店のPRになった、地域で新たな動きが出てきた等の意見
- (4)自立運営を前提とした事業のプロトタイプを構築した
- 一連の事業モデルの構築、試行を経て、継続への足掛かりを得た
- (5)商品のポジションは一定の評価を得たが、認知度はまだ低い
- ターゲット(30~40代女性中心)と商品内容はおおよそマッチし評価された
- しかし、広く商品の価値が伝わっていない、まだまだ認知度が低い
- プロモーションと収益性のバランス
- (6)大阪コミュニティツーリズム推進連絡協議会やその他公的機関との連携に課題あり
今後の取組みと課題
- (1)運営主体
- 水都大阪2009実行委員会より、旅めがね事務局に引き継ぐとともに、当NPOから(有)ハートビートプランへ引き継ぐ
- (2)こうなりたい
- 旅めがねを通じて地域がイキイキ
- 大阪にいったら旅めがね
- 身近で気軽な楽しみ旅めがね
- (3)ターゲット、商品構成
- ①大阪圏のリピーターお客様を対象に、四季に応じたプレミアムコースの定期的造成
- ②大阪初心者のお客様を対象に、一日で大阪を堪能できる定番コースを2~3造成、長期的実施
- ③幅広い大阪魅力コンテンツとして定期プログラムを継続実施
- ④上記プログラムを持った上で、オリジナルコースへの対応
- (4)お客様とのコミュニケーション
- 旅めがねファンクラブの増強、長期的な方向性目処
- (5)販売方法
- サイトでの直接販売、仮想モールへ登録、大阪圏地域、趣旨を共有する旅行会社、地域協力者
- (6)プロモーションの充実
- 継続的・効果的なパブリシティ戦略、サイトの充実、パンフレットの作成、大阪本への掲載、企業とのタイアップ、アカデミック関連、行政やコミュニティツーリズム協議会との連携
- (7)地域との信頼関係の維持、新規構築
- (8)新規コースづくり、協力者を広げる仕組みづくり
- (9)エリアクルーの充実、質の向上
- (10)価格設定