ご来光カフェ 20…
市民共有の資産である「中之島の水辺」を舞台に「都心の自然」という魅力の発掘を行い、水辺という公共的空間の過ごし方、使い方を多様な側面から提案し、各人それぞれの「中之島時間」を発見していただくことで、実施期間後、1人でも多くの方に中之島の豊かな普段使いをしていただくことを目的とし、今年で13回目の開催となった。
- 期間:2018年10月1日(月)~8日(月祝)
- 営業時間:5:30~8:30
- 場所:大阪水上バス淀屋橋港桟橋
- 内容:
- ①桟橋を装飾し、テーブル・カウンター・椅子を設置してご来光を眺めるカフェを営業、飲み物は400円(含運営協力費200円)軽食は300円で提供
- ②アクアminiによるラストイヤーミニクルーズの実施、第1便スペシャルご来光クルーズ 5:50出港、乗船料2,000円ワンドリンク&記念ピンバッジ付、第2便以降ご来光クルーズ 6:30より随時運航、乗船料1,000円ワンドリンク付
- ③専用ホームページによるPRと営業日誌の公開
- ④ご来光カフェに向けたメッセージ募集のためのメッセージボード設置
- ⑤継続的な開催のための賛同者・ボランティアスタッフの募集
- 協力:大阪水上バス株式会社
2018年は、オープン前夜に台風通過の予報のため初日は閉店となったが、その後の7日間は営業することができた。
期間中の来訪者数は541名で、昨年比19名の減少となったが、3年連続で500名台を推移しており平年並みといえる。天候に恵まれた10/3(水)と10/8(月祝)については、100名以上の来訪者があり、特に10/8は祝日が重なったため176名となり、本年の最高を記録した。
2年目より毎年行われてきたご来光クルーズは、船長の退任により最後の年を迎えた。ライトイヤーを記念してピンバッジ付きのスペシャルクルーズを企画、多くの乗船者を迎えることができた。クルーズ乗船人数は354名と来訪者の実に65%を記録、昨年を10%も上回り、13年間で最も高い割合となった。
来訪者の感想などを記入いただくメッセージボードへは、延べ229枚のメッセージが寄せられた。ご来光が見られた時もそうでない時もそれぞれがご来光カフェの空間を楽しみ、再訪したいといったコメントが多く見られるとともに、やはりクルーズ・ラストイヤーを惜しむ声が多かった。
マスコミの取材は、船場経済新聞(10/2 http://semba.keizai.biz/headline/1018/)に掲載されたほか、FMCOCOLO、ラジオ大阪等で紹介され、ラジオ聴取者の来訪も見られた。
フェイスブックページの開催告知について、リーチ11,550人・シェア65件であり、これは昨年の2割減にあたる。このところ減少傾向にあるのはご来光カフェがSNSの世界では以前ほどインパクトを持たなくなっていると共に、ファンの定着化・固定化が進んでいると言えるかもしれない。今後もフォロワー1245名への情報提供をしっかり行う必要があるだろう。
スタッフについて、今年は新規スタッフ応募が6名あった。特筆すべきは全日参加を申し出てくれるスタッフ(通称コンプリーター)が15名に達したことである。それもここ数年に参加し始めたスタッフの割合が多く、どうせ関わるなら徹底的に関わって楽しみたいという傾向があるように思われる。
積極的なスタッフは率先してご来光カフェの改善に意見してくれることが多く、今年は数名の選抜チームにより事前の準備委員会を重ね、運営の合理化や来訪者の快適性を増す新たな施策を話し合った。今までアクアmini係留により確保できた定員30名の拡張空間がなくなることから、来年に向けた客席の改変を行った。桟橋エリアは座席位置の確定と機動的な3名対応、上部空間は混雑が見込まれる晴天はカウンター形式の立席エリアとして、来訪者同士の譲り合いにより、より多くの来訪者がご来光を楽しめる空間とした。取り外し式のカウンター新設や旧テーブルを改修して整備を進めたことで、お客様への評判も上々であった。これによりご来光時間直前に集中する待ち行列は減少し、客席への誘導もスムーズにいくことが格段に多くなった。
来年はクルーズを伴わないご来光カフェの原点に立ち返る再出発の年となるが、スタッフの力を結集して、落ち着いてご来光や水辺の魅力を存分に楽しめるカフェを目指していきたい。
ご来光カフェは、SNSで営業日誌を発信しています。