- 実施日:平成28年10月1日(土)
- 時間:14:00~17:00
- 参加者:13名
- 担当:脇
大阪まち遊学2016第1弾!今回は阪急中津駅からスタート。中津の界隈をまち歩きです。阪急中津は大阪駅から歩いても僅か10分程の圏内ですが、賑やかな大阪駅前とは全く異なりむちゃくちゃ閑散としたまち並み。
しかし、最近はクリーエーターが集い新しい活動拠点となっています。また、社会実験的にコミュニティ形成の場が幾つか進出しており、まちの新しい機能として少しずつ人が集まり始めています。
■フリーペーパーとはちみつの店「はっち」
そんなまちで、まず訪れたのはフリーペーパーとはちみつの店「はっち」。
グランフロント大阪の西側で、もともと住居兼工場だった4坪の建屋を改造して作った秘密基地で、蜂蜜料理のイベントとフリーペーパーの研究会を定期的に開催しています。
運営は環境保全活動を行う「ハニカム」と関西の文化芸術の支援組織「ワオンプロジェクト」、その他書道家やデザイナーのメンバがコラボで活動しています。
スペースの運営時間は毎週木曜日の20時~23時の間というニッチな「はっち」です。
■コミュニティスペース「ぱぶり家」
続いて訪れたのは、コミュニティスペース「ぱぶり家」。
パブリック・エンゲージメント(公衆・公共への関与)の促進に取り組むメンバーが、秘密基地っぽく運営するコミュニティー・スペースです。運営メンバーの年齢層は様々で趣味やイベントを通じて新旧の地域住民の交流や相互理解を促し地域の活性化に繋がるコミュニティーサイトとして運営されています。
スペースの中で実施さるイベントは哲学カフェ、読書会、ボードゲーム、映画、喫茶、バー、学習支援、各種ワークショップなど多種多様で、まちライブラリーとしても運営されています。
■リトルプレスの聖地「シカク」
中津の閑散とした商店街の中を進むと次に現れたのはサブカルの雰囲気満載の大阪のリトルプレスの聖地「シカク」です。
リトルプレスとは少部数で発行する自主制作の出版物のことで、その他zine、インディーズCD、雑貨、その他もろもろ自費出版物を陳列しているセレクトショップです。店内にはギャラリースペースもあり、示やイベントなども行われ、かわいい猫もいます。
店長曰く小さい戸口、さらに戸口を開けても金網のバリケード扉があり敢えて入りにくい設計を施しているという異空間な秘密基地。
■中津商店街で60年営業!「なんでも屋さん」
中津商店街は和菓子屋さんや電気店、散髪屋さんが僅かに残ってますが、今はほとんどのお店が閉まっているシャッター商店街。その中で60年間ご商売をしているXXXさん。食材など扱う「なんでも屋さん」で駄菓子を購入。13名で買い倒しても1000円弱という安さにはビックリです。
■ランニングステーションカフェ「42195COFFEE」
ここで、休憩ポイント。店内にロッカー、シャワールームを併設したランニングステーションカフェ「42195COFFEE」です。淀川をジョギングした後に汗を流してくつろげる秘密の基地。
マスターご自身もマラソンランナーで毎月第2、第4土曜日の朝9:00~ランニングの練習会を開催しています。以前に倉庫だった建屋を改造し、内壁、照明、調度品もこだわりがあり、オサレ感満載のカフェ。お奨めメニューはマスターこだわりのブレンド珈琲と台湾は阿里山産の烏龍茶。毎週土曜限定のキーマカレーもお奨めです。
■都市・地域の活性化や新しい賑わいを創出する「まち基地」
持続的なまちづくりを構築するために、人材育成や情報発信、イベント開催や企画・提案を行うことにより、都市・地域の活性化や新しい賑わいを創出することを目的に2015年4月に古い民家を改造してオープンしたスペース「まち基地」。
オープン以降、路地巡りのワークショップを通じて中津のまちで何が出来るかを検討し、スペースの壁の漆喰塗り体験、DIYによる本棚造りなど、社会実験的に様々なワークショップを通じて成熟型社会のデザインやマネジメントのあり方について検討するなど、アカデミックな活動を展開している。
■国道176号線の高架下
阪急神戸線と併行して走る国道176号線の高架下には、アンダーグランドなエリアがあります。もともとは運送会社や倉庫、機械設備の工場などが軒を連ねていましたが、最近では飲食の出来るイベントスペースや隠れたカフェ、レストランアメリカンアンティークを扱うお店など秘密めいたお店がありましたが、建設局から耐震不備のため占有継続の許可がおりなくなり 次々と移転。それでも淀川に近いエリアにはまだ数件のお店が残っています。