- 実施日:平成22年9月11日(土)
「暮らしやすい下町の魅力に潜む、クリエイティブな刺激を楽しむ、此花移住下見ツアー」
というフレーズで,2010年9月11日(土)に計19名(子供4名含む)で実施されました。
大阪まち遊学2010の第4回目であるこのツアーは岸田が担当させて頂きました。
「此花区・梅香地区になぜ沢山のアーティストが集まるのか?」こんな素朴な疑問がまず浮かびます。それは、
①梅田、難波にも近く便利なのに家賃がすこぶる安い!
②地元に協力的な不動産屋さんが存在する!
③商店街や銭湯など昔ながらの「まちに暮らす」という感覚が残っていて若い人には新鮮!
というのが主な理由だそう。では、大阪まち遊学、スタート!
梅香ツアーはJR環状線・西九条駅に集合。
スタッフ・脇さんのコスチュームはアーティスト。スケッチブックやクレヨンと共に。
西九条駅前を過ぎるといきなり路地。路地を抜けると大阪市立咲くやこの花中学校・高等学校が。この学校は大阪市立で初めての中高一貫校。昭和44年まで塩水港精糖という工場があり、地元では塩水港(えんすいこう)グラウンドと呼ばれていた。
六軒家川を渡る。かつての春日出発電所「お化け煙突」の紹介。
一軒目の立ち寄り場所、梅香堂へ。え、この建物が隠れ家?まさに隠れ家っぽいけど・・・
梅香堂。元は芸術大学の学芸課程の先生だった後々田さんというキューレータが開設した川沿いの倉庫を改装した現代アートスペース。当日はまち遊学のためスペシャルなしつらえ。
こんな階段を使います。
お次は梅香堂お向かいの、宮本マンション。写真は1階「+arts konohana banks」というNPOプラスアーツによる発信拠点。毎月ワークショップを開催中。
宮本マンションの屋上へ。六軒家川や阪神電車がよく見えます。階段や廊下はこのマンションに住むアーティストの作品展示スペース。
宮本マンションを後にして、白神大神へ。元々はこの場所に住吉神社があったのが、大正10年に市電工事で移転し、道の真ん中に祠と銀杏の大木が残された。銀杏の大木が焼け焦げているのは落雷を受けたためとのこと。
白神大神近くの此花メヂアへ。ここは元メリヤス工場を改造した創作工房。
私道には黒い道路の上に何やらアートが描かれています。
此花メヂヤ内部を見学。十数名のアーティストが共同アトリエやレジデンス施設として運営中。毎月12日はメヂヤの日として催しを実施。16部屋アル内部は昭和のにおいたっぷり。
「水都大阪2009」で参加作家のゲストハウスとして利用された「モトタバコヤ」の紹介を受け、旅人たちは次の隠れ家へ。
黒目画廊。あぶない日本語をテーマとしたアーティスト辺口芳典さんが仲間と3人で古いアパートを借りうけ、はじめた秘境スペース。
喫茶はまゆうでコーヒーブレイク。実は、よいこの浜口優さんの実家。
喫茶はまゆうを後にして。お母さん、そっくりですね~!
マンション第一白鳥303。何の変哲もないマンションですが・・・
2008年に実施された「梅香に住もう!」プロジェクトで学生たちが手作りで改修した部屋。短期間のお試し暮らしが可能。
此花住吉商店街を歩く。写真とは直接関係ありませんが、果物屋のおじさんが通り過ぎる我々に突然バナナを3本プレゼントしてくれた!子供たちは大喜び!商店街のおじさん、ありがとう!
正蓮寺川まで到着。現在、阪神高速道路工事中。夕日がきれいでした。
商店街にある森巣ラボ。空き店舗となっていた元写真屋にキスヒサタカさんという作家さんが移住しアトリエに。キスさんは水都大阪2009の時に「水都体操」を作った方ですが、普段は普通のサラリーマン。
最終目的地、たこ焼きBARてっちゃん到着。
この方、「となりの人間国宝」でも紹介された名物おやじ。お勧めは店主が考案したという「ごま塩たこ焼き」8個300円。