- 実施日:平成23年8月7日(日) 18:00~20:30
- 参加者:21人
大阪城…夜更け…3年前の「あの幽霊」が…まさかの再登場。お供の火の玉も3倍!
そして今回も大阪城天守閣にご協力いただき、なんと館長のご案内で天守閣を特別見学!!
「大阪まち遊学」でしか味わえない今宵かぎりの大阪城・納涼NIGHTを、米谷友里がご案内
させていただきました。
第1部は大阪城天守閣の松尾館長と行く天守閣特別見学ツアー♪まずは8F展望台、その抜群の
眺望は、大坂夏の陣では恐怖と絶望の眺めに。あちこちで徳川軍に破られる豊臣勢、刻一刻と
自分達の滅亡の時が迫る…天守閣の窓で泣く女性たちの姿が、大坂夏の陣図屏風に残されて
います。
館長のお話とともに「常設展 戦国の勇者たち」と「夏の展示 女たちの戦国」を見学。
いろいろ教えてもらうと展示の見方が深まりますね~
大阪城天守閣にはいろいろな収蔵品があり、実は「(特別展より)常設展の方が面白いものが出る」
そうです。
知らんかったなぁ。。。年に数回、展示替えがありますが、いまのところ同じものは出していないとか。
普段は17時までの天守閣も、夏休みは19時まで開館時間を延長。
閉館までたっぷりご案内してくださった松尾館長、どうもありがとうございました❤
さて、夕闇が忍び寄る大阪城本丸。第2部、幽霊による納涼あの世語りがスタート。
まだちょっと明るい中、幽霊(淀殿の腰元)がみなさんをお出迎え。思わず記念撮影!?
白帷子は幽霊夜なべの力作(3年前)♪
…アタシを見て「出たぁ、お化けーーっ!」なんて言わないでね。幽霊とお化けは違うんだから。
ちゃんと出る理由があるの、幽霊には。出たい人の前にだけ出るから、心当たりのある人には怖いのよ…
江戸時代の大坂城には数々の怪談が語り継がれました。「金城聞見録」「甲子夜話」「摂営秘録」などの
書物にも残された、大真面目な話です。徳川幕府は豊臣大坂城を地中深く埋めて石垣も天守も新しく
築き直しましたが、人の心は徳川の裏切りと悲惨な仕打ちを「なかったこと」にはできなかったのでしょう。
奇異なことに、戦勝記念に作られたであろう大坂夏の陣図屏風に、逃げる人々が貴賎を問わず
遭遇した悲惨な状況が生々しく描かれています。300年間受け継がれた「心当たり」…
心当たりがあるところへ、夜の暗闇。その恐怖は当時の怪談をより恐ろしくしたことでしょう。
今、「暗闇」の暗さを本丸で体験できないか…旧大阪市立博物館の裏手をみんなで歩きました。
これ、一人で歩くには結構怖い。。。そこへ火の玉が~(出た!今回は3つも!)
こちらは、幽霊イチオシの撮影ポイント、紀州御殿・日本庭園の池越しの天守閣☆
御殿は戦後に消失、本当に残念なことです。
お盆ですので…お盆の話も少ししました。
その後、幽霊からみなさんにお土産を。(火の玉、1つずつ入れました☆)
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
(ご参加いただかなったみなさま、写真はあくまで案内人の仮装であり、ホンモノの幽霊では
ありません。)