- 実施日:平成23年11月5日(土) 13:00~17:00
- 参加者 16人
ポタリングとは、自転車で街をぷらぷらと楽しむ訪ね回ることで、走ることを目的としたサイクリングとは違うのです。西九条駅にはJRが運営するレンタサイクル「駅リンくん」がある。今回は、ここで自転車を借りてポタリングをスタートしました。
西九条駅を出発するのに合わせて雨が降り始めました。まずは「安治川河底隧道」へ。安治川は大型船の往来が多く、橋を架けることができなかったため、川底にトンネルが設けられた。完成したのは昭和19年。自転車をエレベータに乗せてトンネルを抜けて西区へ渡ります。
安治川左岸の川沿いの倉庫にあるのが、「安治川倉庫FLOAT」というイベントスペースです。この日は「メロンの運動会」というイベント中でしたが、ちょっとだけ覗かせていただきました。
続いて、同じく安治川左岸にある劇場「世界館」を訪れました。こちらはイベントがされていなかったので、林田館長の案内で内部を見学させていただきました。2004年に倉庫を再生して、NewOSK日本歌劇団の常設劇場「OSKカルチェラタン世界館」としてこけら落としされ、現在は舞台、コンサート、プロレスなどさまざまなイベントに貸し出されているそうです
続いて、南市岡の「大川食品工業」へ。ひそかなブームとなっている大阪の地サイダー「大阪サイダー」を製造しています。
雨に濡れて寒いにも関わらず、「大阪サイダー」や「大阪ラムネ」、「みかん水」など懐かしい味を試飲しました。小売はしていないのですが、すぐ横の自動販売機で買うことができます。
尻無川の「甚兵衛渡し」で港区から大正区へ現在、大阪市の渡船は8か所ありますが、そのうちの7か所が大正区にあります。
大正区には今も小さな造船所がいくつかあります。修理やメンテナンスを行い、新しく建造することはありません。
大正内港には「はしけ溜り」があります。柵などがないので、海に落ちないよう、十分注意して見学。
大正区をどんどん南へ走り、船町の「中山製鋼所」へ。地域に開放されている船町社員クラブにて喫茶休憩。温かい飲み物で、雨で冷えた身体を休めました。
休憩中に臨海地域のポタリングの楽しみ方として、さまざまなクレーンの見分け方をレクチャー。今や幻となった「デリッククレーン」を探す楽しみを力説中
中山製鋼所は空中に張り巡らされたパイプが迫力。ブラックレインのロケ地としても有名です。
船町渡しで鶴町へ向かいます。
木津川運河の両側には工場が建ち並び、普段はあまり経験できない工場萌えな気分が楽しめます。
鶴町商店街の和菓子屋さん「平和堂」へ立ち寄り、「なみはや大橋まんじゅう」を試食します。
日も暮れ始めてきたし、雨で体力的にもつらいので、なみはや大橋からコースを変更し、大正内港を渡る「新千歳橋」へ挑戦しました。ブルーが映えるこの橋は、アーチ橋とトラス橋が融合したブレースドリブアーチ橋という橋で、平成15年に完成。海面からの高さは28mあって眺望を楽しむことができます。
ここからはゴールの西九条駅をめざし、黙々と走ることに…43号線で尻無川を渡り、弁天町まで戻ってきました。
予定より約40分遅れで、ようやく安治川のトンネルへ。ゴールは目前です。みなさんよく頑張りました!お疲れさまでした。
ツアー後のお楽しみは、西九条駅のガード下です。レトロな雰囲気がいいですね。