大公園からネットワ…
- 日時:2020年11月21日(土)13:00~17:00
- 会場: 大阪市北区民センター・大ホール
- テーマ:大公園からネットワークする新しい時代のまちづくりピア ~フォーラム扇町マナビバ~
- 内容:
- 13:00 開始・趣旨説明
- 13:10 突破口としての提起『記憶と創造「大阪百景⇔未来景』橋爪節也氏(アート・都市文化/大学教授)
- 14:20 「まちづくりピア」とは
- ①大公園を舞台に「中之島舟屋プロジェクト」の場合 岸田文夫
- ②桟橋という公共空間を舞台に「ご来光カフェ」の場合 岩田尚樹
- ③「都市(マチ)に祈りを」ハラウ フラ オ メハナ(主宰)クミコ メハナ 竹久
- 15:20 セッション(パネラー)
- 岸上純子氏(建築家/扇町公園愛好家)
- 武田重明氏(ランドスケープ/大学准教授)
- 堤 道明氏(セレッソ大阪スポーツクラブ理事 長居事業本部長
- 泉英明(旅クラブ/ハートビートプラン)
- (コーディネータ)福田知弘(旅クラブ・JUDI/大学准教授)
- 主催:NPO法人もうひとつの旅クラブ、共催:JUDI都市環境デザイン会議
- 後援・運営協力:(一財)大阪市コミュニティ協会・北区民センター
スライド
①大公園を舞台に「中之島舟屋プロジェクト」の場合 岸田文夫
②桟橋という公共空間を舞台に「ご来光カフェ」の場合 岩田尚樹
記録
当日の写真
ご来光カフェ 20…
市民共有の資産である「中之島の水辺」を舞台に「都心の自然」という魅力の発掘を行い、水辺という公共的空間の過ごし方、使い方を多様な側面から提案してきたご来光カフェの企画・運営主体を、永年主体的に関わってくれているボランティアスタッフを中心とする「ご来光カフェ実行委員会」に委ね、後方支援や新スキームの検証、それらの調整過程を事業に位置づけて、2年目の実施となった。
今回はコロナ禍という状況もあり、安全についての慎重な議論を経て開催することとなった。ご来光カフェは今回で15回目の開催である。
- 期間:2020年9月26日(土)27日(日)2020年10月1日(火)~7日(水)
- 営業時間:5:30~8:30
- 場所:大阪水上バス淀屋橋港桟橋
- 内容:
- ①桟橋の設え、準備日程や各種手続きの指導や協力
- ②カフェ期間の運営に対する協力
- ③専用ホームページやFacebookによるPRの協力
- ④継続的な開催のための賛同者・ボランティアスタッフの募集・調整の協力
- 実施主体:ご来光カフェ実行委員会
- 協力:大阪水上バス株式会社、NPO法人もうひとつの旅クラブ
2020年はかつて経験したことのないコロナ禍の状況で、開催自体も危ぶまれたが、オープンエアーというご来光カフェの特性を活かし、お客様とスタッフの安全を計りつつ、明るい話題のひとつとなることをめざして開催に漕ぎ着けた。例年と比べて配慮した主な点は、全来訪者やカフェ空間の消毒の徹底、受付と座席の構成変更による三密の回避、メニューのシンプル化やワンコイン化などである。またスタッフの負担軽減の意図から営業時間を一時間短縮した。
ご来光カフェ期間中の来訪者数は667名で昨年の383名に比べて約74%増となった。全体としてコロナ禍の影響は少なく、今年から9月末の週末と10月初週の合計9日間に開催期間を変更したことと、天候にも恵まれ全日程で開催でき、朝日を全く見られなかったのが2日にとどまったことが増加の要因と考えられる。晴れの平日は80名以上が来店、10月初週の週末は土曜日が111名、日曜日が110名と大いに賑わいをみせた。
安全対策として、メッセージ記入に代えてお願いしたSNSへの投稿は109メッセージとなった。写真と共にカフェに来るまでのストーリーや出会ったご来光についての投稿が多くを占め、見られない日はリベンジの宣言が綴られた。
メディア掲出は、2013年より8年連続で「みんなの経済新聞」(船場経済新聞&yahooニュース)に取材いただいたほか、コロナ禍に明るい話題を求めた新聞取材が2回(9/27読売新聞朝刊、10/3朝日新聞朝刊)あった。例年どおり水都大阪の公式サイトでも開催告知と、とっておきのご来光(タイムラプス動画)を掲載いただいた。
フェイスブックの開催告知については、リーチ9420人・シェア61件があり、これは昨年の1割減である。フォロワーは1403名となり、昨年の1324名からは約80名の増加となった。
スタッフについて、今年は募集を控えたため増加はなかった。今年初めて来訪し、何回か熱心に来られたお客様をスカウトしたところ、スタッフ参加の快諾があり次回は1名増える予定である。現在、始発前スタッフの総数は29名、全日参加を申し出てくれる通称コンプリーターは7名で、期間中のスタッフ延べ人数は昨年の122人・日に対して今年が127人・日。1日平均14.1人となった。未来につなげていくためには、新たな始発前スタッフの増強と、骨格を担える人材の発掘が欠かせない状況に変わりはない。
ご来光カフェは、SNSで営業日誌を発信しています。
もうひとつの旅 2…
もうひとつの旅2020では、静岡県伊豆半島を訪れた。伊豆半島は、東伊豆・南伊豆・中伊豆・西伊豆と4つのエリアに分かれており、今回は、東伊豆(伊東市、東伊豆町)と中伊豆(修善寺温泉)を訪問した。居住者・移住者・観光客・別荘購入者等、多様な人々をまちへ迎える場作り、取り組みについて話を伺い、町における観光と暮らしの調和を学ぶことを目的とした。
- 日時:2020年1月12日(日)~1月13日(月・祝)1泊2日
- 場所:静岡県伊豆半島
- 訪問先:長平鮮魚店(伊東市)、NPO法人ローカルデザインネットワーク(東伊豆町「伊豆稲取」)、(一社)伊豆市観光協会( 修善寺温泉 )など
伊豆稲取を活動拠点としているNPO法人ローカルデザインネットワークは、「都市とローカルをつなぎ、暮らしたいまちと暮らす社会をデザインする」というビジョンで活動しており、代表の荒武氏よりシェアキッチンスタジオやシェアオフィスの運営等の取り組みについて話を伺った。
修善寺温泉では、観光協会、旅館組合、移住者等立場の異なる方々に参加いただき、観光地における暮らしについて意見交換を行った。
以下のSNSにも情報発信しています。
自主研究「コミュニ…
ここ数年来、「産業に資する観光」がいよいよ激しくなり、観光インバウンド”一本足打法の都市”となった大阪では、当初旅クラブが掲げた設立意図とは真逆の「都市の風景」に出くわすことが多くなってしまった。しかし、そのような日常(一面性に走る大阪)であるからこそ、逆に生活者ベースの「新しい出会いや発見」が、より重要となっている。
このような認識から、自主研究として「コミュニティ”が”デザインする”場”の未来/GABA研究会」を6/15、7/27、9/22の3回開催した。また、同時期に実施された大阪市の大規模公園サウンディング調査に応じ、事業的な提案を試みた。
なお、この自主研究に対してJUDI都市環境デザイン会議より、公募型プロジェクトに採択され、助成金を得て、2020年7月23日に発表会を開催予定である(コロナのため延期となり、2020年11月21日に実施しました)。
ご来光カフェ 20…
市民共有の資産である「中之島の水辺」を舞台に「都心の自然」という魅力の発掘を行い、水辺という公共的空間の過ごし方、使い方を多様な側面から提案してきたご来光カフェの企画・運営主体を、永年主体的に関わってくれているボランティアスタッフを中心とする「ご来光カフェ実行委員会」に委ね、後方支援や新スキームの検証、それらの調整過程を事業に位置づけて、初年の実施となった。
今回は大阪初のSUP世界大会の実施もあり、世界から訪れる選手をもてなすカフェも合わせて実施、大会本部との調整の任も果たすこととなった。
ご来光カフェは今年で14回目の開催であるが、昨年クルーズ船の運行が終了したため、初年以来、カフェのみの運営に戻り、原点を見直すいい機会となった。
- 期間:
- 2019年9月20日(金)22日(日)(SUP世界大会もてなしご来光カフェ)
- 2019年10月1日(火)~8日(火)(通常のご来光カフェ)
- 営業時間:5:30~8:30(SUP期間は6:00~)
- 場所:大阪水上バス淀屋橋港桟橋
- 内容:
- ①桟橋の設え、準備日程や各種手続きの指導や協力
- ②カフェ期間の運営に対する協力
- ③専用ホームページやFacebookによるPRの協力
- ④継続的な開催のための賛同者・ボランティアスタッフの募集・調整の協力
- 実施主体:ご来光カフェ実行委員会
- 協力:大阪水上バス株式会社、NPO法人もうひとつの旅クラブ
2019年は日本で初開催となるSUP世界大会のもてなし・観覧支援を目的とするカフェの運営が9月20日より始まり、引き続いて、通常のご来光カフェが開催された。
SUPもてなしカフェは大会自体の知名度や事前のPR不足も響いて来行者は20日が12名、22日が16名で大盛況とはいかなかった。カフェは桟橋の立地を活かしてその座席を川に正対させて、世界レベルの選手の迫力のパフォーマンスを目の前にすることができた。応援の声も容易に届き、もてなしの趣旨を充分果たしたと言えるだろう。
引き続きおこなわれたご来光カフェ期間中の来訪者数は363名で昨年の541名に比べて約30%減となった。この原因は、雨天休業が1日あったこと、土日祝の休日が期間中に2日しかなく、かつ両日とも曇天であったこと、また、クルーズがなくなりカフェのみの営業になったことなどの複合的な要因が考えられる。平日のうち、4日間はいろいろな朝日を見ることができたのであるが、それぞれ前日の天気予報が思わしいものではなく、残念ながら爆発的な来行者にはつながらなかった。週末はコンスタントに100名近くの来訪者があったものの、結果的にはご来光に恵まれない残念な結果となった。
来訪者の感想などを記入いただくメッセージボードへのメッセージは、延べ77枚寄せられた。例年どおり、初参加の感動やご来光に出会えずリベンジの誓い、逆にご来光に出会えた幸運と再訪の宣言、コーヒーの味やスタッフへの賞賛、水辺の気持ちよさの発見などのコメントが多く見られた。
「胸がいっぱいで言葉が出ません。淀屋橋ご来光カンドー!!」
「大阪の川ってすごいやん。自然のスぺクタクル!」
「ご来光は見られませんでしたが美味しいコーヒーと朝の気持ちよい風が最高でした。」
「朝の川沿いで飲むコーヒーはサイコー!!今週もお仕事がんばります!スタッフのみなさまありがとう!」
などの意見には継続の意義を感じて、大変勇気づけられる。
メディア掲出は、水都大阪コンソーシアムのSUP開催ちらし「水辺の朝ごはん」と例年どおり「大阪スケジュール10月号」に掲載されたほか、FM COCOLO等で紹介された。
フェイスブックの開催告知については、リーチ10,700人・シェア77件があり、これは昨年とほぼ同等である。フォロワーは1324名となり、昨年の1245名からは約80名の増加となった。
スタッフについて、今年はスタッフの紹介による新スタッフ応募が1名とご来光カフェ初期に活躍したOBスタッフの復帰が1名あった。全日参加を申し出てくれるスタッフ(通称コンプリーター)は12名で、期間中のスタッフは昨年の161人・日に対して今年が122人・日。カフェのみの営業で必要数は減っているので、程よいスタッフ数といえる。新スタッフの応募が少なかったのは、カフェのみの営業ということでSNSにおいて積極的に募集を行わなかったためである。未来につなげていくためには、新たなスタッフを募集して運営母体を強化していくことが必須であろう。
ご来光カフェは、SNSで営業日誌を発信しています。
ご来光カフェ 20…
市民共有の資産である「中之島の水辺」を舞台に「都心の自然」という魅力の発掘を行い、水辺という公共的空間の過ごし方、使い方を多様な側面から提案し、各人それぞれの「中之島時間」を発見していただくことで、実施期間後、1人でも多くの方に中之島の豊かな普段使いをしていただくことを目的とし、今年で13回目の開催となった。
- 期間:2018年10月1日(月)~8日(月祝)
- 営業時間:5:30~8:30
- 場所:大阪水上バス淀屋橋港桟橋
- 内容:
- ①桟橋を装飾し、テーブル・カウンター・椅子を設置してご来光を眺めるカフェを営業、飲み物は400円(含運営協力費200円)軽食は300円で提供
- ②アクアminiによるラストイヤーミニクルーズの実施、第1便スペシャルご来光クルーズ 5:50出港、乗船料2,000円ワンドリンク&記念ピンバッジ付、第2便以降ご来光クルーズ 6:30より随時運航、乗船料1,000円ワンドリンク付
- ③専用ホームページによるPRと営業日誌の公開
- ④ご来光カフェに向けたメッセージ募集のためのメッセージボード設置
- ⑤継続的な開催のための賛同者・ボランティアスタッフの募集
- 協力:大阪水上バス株式会社
2018年は、オープン前夜に台風通過の予報のため初日は閉店となったが、その後の7日間は営業することができた。
期間中の来訪者数は541名で、昨年比19名の減少となったが、3年連続で500名台を推移しており平年並みといえる。天候に恵まれた10/3(水)と10/8(月祝)については、100名以上の来訪者があり、特に10/8は祝日が重なったため176名となり、本年の最高を記録した。
2年目より毎年行われてきたご来光クルーズは、船長の退任により最後の年を迎えた。ライトイヤーを記念してピンバッジ付きのスペシャルクルーズを企画、多くの乗船者を迎えることができた。クルーズ乗船人数は354名と来訪者の実に65%を記録、昨年を10%も上回り、13年間で最も高い割合となった。
来訪者の感想などを記入いただくメッセージボードへは、延べ229枚のメッセージが寄せられた。ご来光が見られた時もそうでない時もそれぞれがご来光カフェの空間を楽しみ、再訪したいといったコメントが多く見られるとともに、やはりクルーズ・ラストイヤーを惜しむ声が多かった。
マスコミの取材は、船場経済新聞(10/2 http://semba.keizai.biz/headline/1018/)に掲載されたほか、FMCOCOLO、ラジオ大阪等で紹介され、ラジオ聴取者の来訪も見られた。
フェイスブックページの開催告知について、リーチ11,550人・シェア65件であり、これは昨年の2割減にあたる。このところ減少傾向にあるのはご来光カフェがSNSの世界では以前ほどインパクトを持たなくなっていると共に、ファンの定着化・固定化が進んでいると言えるかもしれない。今後もフォロワー1245名への情報提供をしっかり行う必要があるだろう。
スタッフについて、今年は新規スタッフ応募が6名あった。特筆すべきは全日参加を申し出てくれるスタッフ(通称コンプリーター)が15名に達したことである。それもここ数年に参加し始めたスタッフの割合が多く、どうせ関わるなら徹底的に関わって楽しみたいという傾向があるように思われる。
積極的なスタッフは率先してご来光カフェの改善に意見してくれることが多く、今年は数名の選抜チームにより事前の準備委員会を重ね、運営の合理化や来訪者の快適性を増す新たな施策を話し合った。今までアクアmini係留により確保できた定員30名の拡張空間がなくなることから、来年に向けた客席の改変を行った。桟橋エリアは座席位置の確定と機動的な3名対応、上部空間は混雑が見込まれる晴天はカウンター形式の立席エリアとして、来訪者同士の譲り合いにより、より多くの来訪者がご来光を楽しめる空間とした。取り外し式のカウンター新設や旧テーブルを改修して整備を進めたことで、お客様への評判も上々であった。これによりご来光時間直前に集中する待ち行列は減少し、客席への誘導もスムーズにいくことが格段に多くなった。
来年はクルーズを伴わないご来光カフェの原点に立ち返る再出発の年となるが、スタッフの力を結集して、落ち着いてご来光や水辺の魅力を存分に楽しめるカフェを目指していきたい。
ご来光カフェは、SNSで営業日誌を発信しています。
ご来光カフェ 20…
市民共有の資産である「中之島の水辺」を舞台に「都心の自然」という魅力の発掘を行い、水辺という公共的空間の過ごし方、使い方を多様な側面から提案し、各人それぞれの「中之島時間」を発見していただくことで、実施期間後、1人でも多くの方に中之島の豊かな普段使いをしていただくことを目的とし、今年で12回目の開催となった。
- 期間:2017年10月1日(日)~8日(日)
- 営業時間:5:30~8:30
- 場所:大阪水上バス淀屋橋港桟橋
- 内容:
- ①桟橋を装飾し、テーブル・椅子を設置してご来光を眺めるカフェを営業、飲み物は400円で提供
- ②アクアminiによるミニクルーズの実施(スペシャルご来光クルーズ(5:50出港)を実施、その他6:30より随時運航、乗船料1,000円ワンドリンク付)
- ③専用ホームページによるPRと営業日誌の公開
- ④ご来光カフェに向けたメッセージ募集のためのメッセージボード設置
- ⑤継続的な開催のための賛同者・ボランティアスタッフの募集
- 協力:大阪水上バス株式会社
2017年は、休業日はなかったものの、8日中6日が曇りまたは雨の日で、期間中の来訪者数は560名と、昨年に比べると30名減少した。天候が晴れた2日(10/1、8)については、日曜日ということもあり、150名以上が来訪された。これは例年の休日と同程度の来訪者数である。この2日については、日曜日であったことに加え、初日及び悪天候が続いた最終日といった特別感のある日だったこともあったことも影響していると考えられる。
クルーズについては、10年目を記念し、2015年に運航した「10年目スペシャルクルーズ」の継続企画である「スペシャルご来光クルーズ」を昨年(2016年)に引き続き実施した。クルーズ乗船人数は307名と来訪者のうち55%が乗船した。これは、12年間で最も高い割合となっている。
来訪者の感想などを記入いただくメッセージボードへは、延べ176のメッセージが寄せられた。ご来光が見られたときもそうでないときもそれぞれのご来光カフェの空間を楽しみ、再訪したいといったコメントが多く見られた。
マスコミの取材は、船場経済新聞(10/6http://semba.keizai.biz/headline/770/)に掲載されたほか、FMCOCOLO、毎日放送等で紹介され、ラジオ聴取者の来訪も見られた。フェイスブックページの開催告知について、リーチ14,552人・シェア76件であり、これは昨年の2〜3割減にあたる。原因は天気の影響と思われる。しかし、この数は大きく今後もフェイスブックでの情報発信は集客の要となる。
スタッフについて、今年は新規スタッフ応募が7名と例年より多かった。これはフェイスブックとホームページ、また人づてに積極的に呼びかけたことが功を奏している。今年も新スタッフと経験スタッフの協力の下、平均約17人のスタッフでしっかりと運営することができた。
来訪者の特徴として、スペシャルクルーズを中心とするご来光クルーズをめざして来られるお客様の割合が格段に増えている。これはリーフレットやSNSで発信される映像にクルーズ船のイメージが大きいためと思われる。ご来光を楽しめるのはクルーズに限らないので、より正確な情報発信を心掛けていきたい。
また、ご来光カフェの魅力は水辺のスペースで、ご来光をきっかけにゆっくり豊かな時間を過ごしていただくことや、中之島界隈を散策して新たな水辺の魅力を発見することであることも積極的に伝えていきたい。
スペシャルクルーズを中心とするご来光クルーズは、大阪水上バスや船運行スタッフの多大な負担の下に成り立っており、いつまでも継続できるとは限らない。今後は、大阪の水辺の魅力を伝えたいというご来光カフェの原点に立ち、スタッフのできることを総合してどこまでの活動ができるかを話し合いながら、新たなご来光カフェの姿を模索することが必須となってくる。
ご来光カフェは、SNSで営業日誌を発信しています。
もうひとつの旅 2…
富山の地場で生活を営み、地域おこしを画策する様々なジャンルの方々を訪れ、地域活性化のケーススタディを学んだ。
「みらいエンジン」は行政から氷見移住促進の委託を請け、しごと探し・住い探し・なかま探しの観点で様々な移住支援施策を打ち出す団体。
「セイズファーム」は地元での原料調達・製造・販売・雇用に拘るワイナリー。宿泊先の「湯の里いけもり」は地元の旅館女将たちのネットワークを構築し、インバウンド獲得に奔走する。
「まちづくりとやま」は富山市行政、商工会、中小企業が出資、市街地活性化に取組む第三セクター。ヒアリングした学生まちづくりコンペティションは富山大生が考えたビジネスアイデアの実現を支援する事業で、産学連携の成功事例としては興味深いものであった。
- 日時:2017年6月24日(土)~6月25日(日)1泊2日
- 場所:富山県(富山市内、氷見市内)
- 訪問先:氷見市IJU移住応援センター「みらいエンジン」、ワイナリー「 セイズファーム 」、旅館「 湯の里いけもり 」、株式会社「 まちづくりとやま 」
ご来光カフェ 20…
市民共有の資産である「中之島の水辺」を舞台に「都心の自然」という魅力の発掘を行い、水辺という公共的空間の過ごし方、使い方を多様な側面から提案し、各人それぞれの「中之島時間」を発見していただくことで、実施期間後、1人でも多くの方に中之島の豊かな普段使いをしていただくことを目的とし、今年で11回目の開催となった。
- 期間:2016年10月1日(土)~8日(土)
- 営業時間:5:30~8:30
- 場所:大阪水上バス淀屋橋港桟橋
- 内容:
- ①桟橋を装飾し、テーブル・椅子を設置してご来光を眺めるカフェを営業、飲み物は400円で提供
- ②アクアminiによるミニクルーズの実施(スペシャルご来光クルーズ(5:50出港)を実施、その他6:30より随時運航、乗船料1,000円ワンドリンク付)
- ③専用ホームページによるPRと営業日誌(フェイスブックページ)の公開
- ④ご来光カフェに向けたメッセージ募集のためのメッセージボード設置
- ⑤継続的な開催のための賛同者・ボランティアスタッフの募集
- 協力:大阪水上バス株式会社
昨年(2015年)は、10年目記念として、日の出時間を船上で迎えてもらう5時50分出港の「10年目スペシャルクルーズ」を運航した。
好評を博した企画を「スペシャルご来光クルーズ」と銘打ち、今年も実施した。また、昨年同様にオープンからスペシャルクルーズ出港までは、スペシャルクルーズ専用受付を設置し、スムーズな運営につなげた。
今年は、休業日は1日(10月5日)のみだったものの、それまでの4日は曇りの日が多く、日曜日の10月2日を除き、来訪者が50名を下回る状況であった。6日からの後半は天気が良かったこともあり、80名以上の来訪者があった。
期間中の延べ来訪者は590名と、ここ数年の1,000名近い来訪者があったことと比べると、人数的には落ち込んだものの、メッセージボードへの記入などを見ると、ご来光カフェでの時間や朝の雰囲気などを銘々に楽しんで過ごしていることが見て取れた。
ご来光クルーズの乗船者数は321名で過去最多の乗船者数を記録した昨年の446名に比べると、約3割減となったが、昨年と同様に来訪者の半数以上(54%)が乗船されており、スペシャルご来光クルーズ(5:50便)と6:30便の2便運航の効果でもあるといえる。
マスコミの取材は、船場経済新聞(10月4日http://semba.keizai.biz/headline/562/)に掲載されたほか、FM(FMCOCOLO、FM802)等で紹介され、ラジオ聴取者の来訪も見られた。
また、フェイスブックページにおける開催告知については、リーチ22,408人・シェア92件となり、昨年以上の伸びを見せており、フェイスブックでの情報発信がご来光カフェへの集客に対して大きく影響しているといえる。
スタッフについては、経験やノウハウを蓄積したボランティアスタッフのほか、新規ボランティアメンバーも参加してもらっており、平均約18人のスタッフ配置で運営できている。また、オペレーションについては、期間中にもスタッフによる見直しを適宜行い、運営の円滑化を、チームビルディングの結果と考えられる。
来訪者の過ごし方を見てみると、単なるカフェではないご来光カフェならではの水辺での時間を過ごしたり、中之島界隈の魅力を発見したりしており、ご来光カフェが水辺の魅力を伝えていく取り組みとして成熟してきているといえる。
今後は、ご来光カフェの大きな魅力の一つであるご来光クルーズの継続に向けた、大阪水上バスによる協力体制等の検討・協議、新たな魅力コンテンツの創出などの検討などが重要と考えられる。
ご来光カフェは、SNSで営業日誌を発信しています。