- 実施日:平成23年9月17日(土) 15:00~18:00
- 参加者19人
駅前ビルのオープンは約40年前。まずは、その開発の歴史を学ぶため、第1ビルの会議室をお借りして、某エネルギー会社に勤務の菊植氏に駅前再開発の歴史に関する講演をお願いしました。菊植氏は当時大阪市で駅前再開発に直接関わられた経歴の方です。
講演の後、第1ビルの屋上へ。ここには第1ビル建設用地に昔から祀られていたお稲荷さんが、屋上に場所を変えて今も鎮座されています。第1ビルB2Fで中華料理店を営まれている「点心」のお母さんにお稲荷さんの由緒などお話を伺いました。
第1ビルの8F、9Fには、全国の都道府県事務所がたくさんあります。土曜の休日にもかかわらず、宮崎県大阪事務所さんが我々のまち歩きを受け入れてくれました。企画広報課長の飯塚さんは大阪に転勤されてまだ半年。癒し系の宮崎訛りを駆使して宮崎県のPRを。
第1ビルを後に、第2ビルへ移動。実は第1~4ビルの間は3Fの駐車場エリアで全て繋がっているのです。
第2ビル3Fの公開緑地にある徳兵衛大明神をお参り。駅前ビルには狐も狸もいるのです。
続いて、駅前ビルのディープなテナント達の探索です。 第2ビルの2Fはあまり人が上ってこないエリアですが、知る人ぞ知るマニアックなテナント達が満載。光学式カメラ専門の「マツモトカメラ」さん。お店のショーケースの中には100万円近いカメラがずらりと並んでいます。
ササヤの無ければ全国どこにも無い!と言われるほど豊富な在庫を取り揃える楽譜専門のお店「ササヤ書店」さん。
日本式甲冑の製造販売も手掛ける武道具屋さん「明倫産業」さん。店頭には物々しい甲冑の展示も。
第2ビルのB1Fには変わった飲食店がいろいろとあります。
インド料理の「マハラジャ」さん。サリーのコスプレを楽しみながらインドワインが味わえる。インドワインってカレー味?
「喫茶ミクロ」さん。フルーツにこだわる店主発案のメニューはなんと!パパイヤトースト。
駅前酒屋の生き残りをかけ、地酒ブームの前より地酒に特化した店作りをされている「山長酒店」さん。 毎月第3金曜日には8名限定の試飲会が繰り広げられ人気を博しています。
第2ビルB2Fはアート?なテナントが。額縁のソムリエと書かれた看板が印象的な、オーダーメイドの額縁を作成してくれる専門店「ギャラリー39」さん。
1864年(約150年前)創業の「田中表具店」さん。 五代目の田中一生さんに駅前ビル建設用地でご商売をされていた当時の写真を見せて頂きました。
第1ビルB2Fは呑み屋さんがたくさん集まるオヤジ天国なエリア
マスター自らラグビーバカの店と名乗る居酒屋「但馬」さん。ご主人の質問に答えられたら生ビール1杯無料のサービスは お客さんとコミュニケーションを取るきっかけを作るために考えたサービスとか
一風変わったところでキャッチフレーズが面白い理容店「YUI!」さん。頭で刈る頭の意味は、お客様の言われるとおりに刈るのではなく、髪のクセや何日か後の納まり具合を考えて刈りなさい(頭で考えて刈る)という意味が込められています。
クライマックスは、第1ビルB1Fにある、オールドパー専門店「King of Kings」さんと喫茶「マヅラ」さん。 どちらも駅ビル建設用地で戦後からご商売をされていました。内装がエキスポチックなのは万博開催の頃にオープンしたから。
ツアーの反省会は第1ビルB1Fの「湯浅港」さんで。ご主人が毎晩湯浅まで戻って仕入れて来られるお魚は絶品でした。