大阪まち遊学 20…
自分が身近に生活するまち(居住地でも勤務地でも構わない)を旅人の目線であるいてみる。普段なにげなく接しているそのまちにいままで気がつかなかった魅力を発見してしまう。その魅力をその人の視点で紹介、自慢し、再び訪れたくさせる。旅人とジモティとの出会いを生み出す新たなコミュニティ・旅のプログラムを造成しまちの活性化を促進する。
今年度は毎年実施している「大阪まち遊学」は実施せず、調査の他、過去に実施した「大阪まち遊学」の繋がりで外部の団体からまち歩き企画の委託があり「子供まち遊学:大正区クルージングツアー」と「高石まち歩き」のまち歩きコースの造成と実施をした。
子供まち遊学:大正区クルージングツアー
- 日時:2014年8月23日(土)午前9時〜12時
- 参加者:6グループ、40名(保護者18名、子ども22名)
- 内容:
- ①北加賀屋駅集合
- ②みんなのうえん見学
- ③大阪クリエイティブセンター(名村造船所跡地)見学
- ④大正区クルージング
- ⑤ドーム前千代崎港到着
- 主催:(公財)日本海事広報協会、(公社)近畿海事広報協会
- 共催:近畿運輸局
- 協力:千島土地(株)、一本松汽船(株)
船や港を紹介する子ども向けイベントとして、(公社)近畿海事広報協会より、共催の申し出があり、子どもまち遊学として企画・募集・実施をした。募集人数40名のところ、応募グループ数30、申込人数92名(保護者42名、子ども50名)の応募があり、最終的に予定通りの40名の参加者で実施することができた。また、心配された天候も、ツアー実施時には晴れ、暑い日差しの中でのツアーとなったが、事故や体調不良などもなく無事にツアーを終えることができた。
ツアーでは、北加賀屋駅に集合し、「みんなのうえん」で、アート作品であるパラボナアンテナのスプリンクラーや、野菜が植えられている畑を見学した。大阪クリエイティブセンター(名村造船所跡地)では、資料室や製図室を見学しながら、昔の造船が盛んだった頃の様子を学んだり、ラバーダックのレプリカの展示やアート空間として利用されている様子を見学したりした。
クルーズでは、大阪クリエイティブセンターを出発し、中山製鋼の工場郡をはじめ、コンテナ埠頭、大正内港、大正運河、千歳橋やなみはや橋などのダイナミックな橋、木津川水門などを通って、大阪ドーム前千代崎港へ到着するコースであったが。港の機能を学んでもらいながら、橋などの港のスケール感を体感してもらった。
アンケート結果等から、普段見ることができない景色等を楽しめたとの感想や、親子で楽しめたとの感想などを得ることができた。
高石まち歩きツアー
- 日時:
- 春)2014年5月24日(土)5月31日(土)
- 秋)2014年11月8日(土)11月15日(土)(いずれも午前9時30分〜13時10分)
- 参加者:5/24(20名)、5/31(20名)、11/8(17名)、11/15(16名)
- 内容:
- 春)テーマ高石の食にこだわるスポットを訪ね歩く
- ①南海電鉄高師浜線伽羅橋駅集合
- ②銀装「カステラ工場見学」
- ③レストランアラキ「昼食」
- ④大師堂貝殻地蔵
- ⑤米紀行はたやす「お米にまつわる話」
高石市内の食に関わるスポットを訪ね歩いた。カステラ工場銀装では、厳しい社内の資格制度に合格した職人達が巧みな技を駆使して焼き上げる工程と、真空冷却、電磁波カッティング、エイジレス包装といった最新の技術を駆使した行程の両方を兼ね備えた工場ラインを見学させて頂いた。また、地元でお米の販売店を営む畑中氏からはお米や糠にまつわる普段あまり聞くことの無い食の話をお聞きした。
- 秋)テーマ高石の地車にゆかりのあるスポット巡りと食べ歩き
- ①南海電鉄高師浜線高師浜駅集合
- ②高石神社「地車見学と地元の地車役員に聞く高石地車裏話」
- ③弘陽電装「地車専門提灯制作の話」
- ④食べ歩き羽衣「太呂寧(ぶたまん)」「おかげ屋(野菜生ジュース)」
泉州地域で地車の有名処といえば岸和田市や忠岡町が挙げられるが、高石市内にも15機の地車があり、地車密度から見ると岸和田、忠岡に負け地劣らない地域である。そんな高石市内の地車に関わるスポットを訪ね歩いた。地元の地車の役をされている高石商工会議所専務の中尾氏から地元ならではの地車の裏話をお聞きし、高石で唯一、地車提灯を専門に制作する弘陽電装社長の片野氏より提灯制作や飾りつけのこだわりのある話、制作のデモを見せて頂いた。また、場所を羽衣に移し、本場中国で修行を積んだご主人が作る本格派ぶたまん、家電販売店から野菜の販売業に転身したご主人こだわりの生野菜ジュースを食べ歩きした。
- 主催:高石商工会議所
- 共催:高石市